春雨じゃ、歩いていこう

日々思っていることや感じたことを自分のために備忘録します。

#59 マリー・アントワネットヲタク、ウィーンに行く

というタイトルのエッセイを、引退した女優さんの「パリ一人歩き」みたいな感じで書けないものかと妄想することが時々あります。3年前にウィーンを訪れてから考え始めたのですが、ただ語呂がいいだけの話なんですけどね。ついでに、続編「パリに行く」編と「卒業する」編が妄想では出版されています。なんちゃって!

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[↑写真は美術史美術館の壁。絵の量がとにかくすごくて「教科書の世界だ」と思ったのを覚えています。キリスト教や西洋史関連の絵が多いので、知識があればもっと楽しめるのになあといつも思います。]

 

今日このことを取り上げたのは、昨晩の夜更かしで、「歴史ミステリー 世界遺産マリー・アントワネットは生きていた」という動画を見たからです。ナビゲーターが北野きいさんであること以外、どこの会社が制作したものかはわかりません。ここからさらに調べる意欲があればいいなといつも思うのですが。(でた、言い訳!)

 

この手のドキュメンタリー番組は、にわかヲタクを自称するものとして興味深く見てしまうのですが、いつも難しいなと思うのは、「いや~その再現はないでしょう」とか「その仮説の根拠は弱すぎるのでは」と思っても断言できないことです。まだまだ謎だらけ。

この動画の中ではマリー・アントワネット逃亡先の可能性としていくつかの都市が挙げられており、その根拠を「彼女の愛用品がそこで発見されたから」としています。

「縁の品があるからと言って、本人がそこに行くことは限らんでしょうに(笑」、とすぐに突っ込んだのですが、もう一方では、「いやでも可能性はゼロとは言い切れないぞ」と思ったり。

 

マリー・アントワネットに関しての謎は、沢山あります。

歴史家の中でも決着がついていない愛人フェルゼンとの関係(プラトニックだったのか否か)、沢山作ったドレスは一着も残ってないのか(一番興味がある)、言語能力の問題(本当にドイツ語を完全に忘れてしまったのか)。あれ書き出してみるとそんなに浮かんでこないな。

彼女に関する本やドキュメンタリーを見るたびに新しい情報に出会うのも混乱の原因です。それだけ歴史は奥が深いということでしょうか。声も、振る舞いも、わからない。後世に伝わる手記や手紙が伝記の元になっているのも、書き手の状況によって内容は左右されるのでは、なんてことを考えてしまう。

 

こんな感じで、妄想のエッセイでは、謎とか見てみたいもの、実際にみて感じたこと、日本と欧米での扱われ方の違い、などがすべて主観でグダグダ書かれています。

そういえば、大学に入って驚いたのが「客観は誰かの主観」という考え方だったなあ。

本の値段は、バラ一本!色は問いません笑

 

以上、消えかかりつつある妄想でした。ご静聴、ありがとうございました。  

Le Pont Mirabeau

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  [↑思い出の曲シリーズ31:大学での最初のフランス語の講義でセーヌ川からの眺めと一緒に紹介されたシャンソン。一気にフランスの世界(古き良きパリ)に引き込まれました。時代としてはパリ万博のあたりが一番好きです。]